ノギとは、
「芒(のぎ、「ぼう」とも)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと」
だそうです。
(ウィキペディアより)
ということは、草の正式名称としては違うのかもしれないけれど、
ざくろ地方では、ノギといえば画像のこれを指します。
毛が生えたくっつく種です。
凶暴な猫じゃらしといった見た目ですが、こいつが恐ろしい。
くっつくだけでも鬱陶しいのに、刺さるのです。
人にも、犬にも。
日曜日の散歩中、ざくろはボールを追ってノギの茂みに入ってしまいました。
当然、胡麻和えならぬノギ和えのような惨状に!
悲鳴を上げながらもとりあえずボールを回収しようと踏み込んだわたしにも、
生き物のようにビシビシッと飛んでくっついてくるノギ。
ちくちく痛いし、急いで帰宅。
体の表面にノギは見えず、落ちたのかな?と思いましたが、コームをかけると出るわ出るわ。
毛が生えているから、一方通行で奥へ奥へと侵入していくのです。
急遽シャンプーし、毛を掻き分け掻き分けチェックしつつ、
なんとか乾燥まで終了させ、改めてざくろを観察してみると、
右目がしぱしぱしている……?
幸い日曜の午前中は診療している行きつけ病院に駆け込んで診てもらったところ、
「ああ、これはやばい。今日すぐ連れてきてくれてよかったです」
ばっちり目に入っていたのでした……。
点眼麻酔でなんとか取ってもらい、診断の結果傷はついていないようでしたが
念のため抗生物質入りの点眼剤をもらいました。
今回はすぐに取れたから良かったものの、気づかないでいたら
穴が開いたり、全身麻酔で取らなければいけない事態になるんだそう。
目、耳はもちろん、尿道なんかも要注意です。
意外に多いのは、足の指の間。
ここから入ったノギが肘から出たりするんだそうです。
ご注意を!
それにしても、植物のくせに動物の体の中に侵入してどうしようというの?
エイリアンか!
「ヒドイ目に遭いました」
当日は痛そうにしていたざくちんですが、
翌日からはもうすっかりぱっちり目に戻りましたので、ご安心を。
幸い今回は大事に至らなかったのですが、飼い主、猛反省しています。
もっと気をつけていれば防げたこと。
皆様は反面教師にしてやってくださいね。
ぽちっとな

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