ご心配なく、ざくろは元気です。
わたしがまた入院したわけでもありません。
入院するよりつらいことがありました。
友人が亡くなりました。
突然のことで信じられなかったけれど、嘘じゃなかった。
でも、この手で触れて、見送った今も、まだ信じられないでいます。
わたしと同じ名前の彼女。
漢字の違いから、とものりちゃん、よしのりちゃんと呼び合っていました。
ふたりにしか通じない秘密の呼び方。
昔の職場で知り合い、海外旅行に行ったり、おうちに泊まりに行ったり、
数えてみればもう10年の付き合いでした。
好きなものが似ていた。
最近ご無沙汰してるけど元気かな、メールしてみようかなと気にはしながら、
なんとなく機会を逃していました。
なんで連絡しなかったんだろう。
こんな別れかたをするなんて、夢にも思わなかった。
いつでも会えると思っていた。
ひとりで暗い方へ行ってしまったこと。
わかってあげられなかったことが、悲しくて悔しくて、苦しい。
このブログには、犬のことだけを書こうと思っていました。
だからこのことを書くか迷いました。
でも、ざくろのことをかわいがってくれた彼女のことを。
そして、そばにある幸せを忘れないために。
犬のブログを見に来た方に、個人的なことを読ませてしまってごめんなさい。
こんなことを書けば、読んでくれた人を心配させてしまうかもしれないけれど。
でも、わたしは大丈夫です。
今はまだ混乱していて、思うのは悲しくて苦しいばかりだけれど、
時が経てば、また違う気持ちを呼び起こせることを、わたしはもう知っているから。
とものりちゃん。
言いたいことはたくさんあるけど。
ありがとう。
いつかまた会う日まで、おやすみ。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
次回からはいつものざくろ道に戻ります。